原色だけじゃないクレヨンの使い方を学ぶ。皮膚の色の表現方法。

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子どものお絵かきに使うクレヨン。

クレヨン=子どもが使う初めてのお絵かき道具というイメージがありませんか?

私は、クレヨンというのは、赤ちゃんが初めて絵を描くときに使ったり、筆圧が未発達で、色鉛筆ではまだしっかり色が出せない子どものお絵かきで使うイメージがありました。

1歳児の作品
1歳児の描いた顔(青が目です)

家で子どものお絵描きを観察していたところ、クレヨンで絵を描くときに色を混ぜることをせず、好きな色だけでしっかり色分けして絵を描くことに気付きました。

また、(大部分の子どももそうだと思うのですが)好きな色だけを集中して使います。

年度末に保育園から持って帰ってきたクレヨンを見ると、ピンク、オレンジ、黄色などのクレヨンがとても短くなっていて、グレーや白は新品同様です。

私もグレーや白はいまいち使い方が分からないです。子どもに使い方を聞かれても教えることができません。

それから、人間を描くときの皮膚の色。

保育園で作品が飾ってあるものを見ても、子どもたちの自画像の色は、うすだいだい、ペールオレンジ(弱い赤みの橙色)で塗られているものばかりです。

大人も「塗り絵してみて!」とクレヨンセットを渡されたら、うすだいだい、ペールオレンジで皮膚を塗る人がほとんどなのではないでしょうか。


うすだいだい、ペールオレンジで体や顔を色付けするとのっぺりとした絵になります。

子どもが描く絵はどれも素晴らしいです。でも、大人がクレヨンでステキな絵を描くにはどうしたらいいのでしょう。


私が義務教育で習った図画工作や美術は「センス」という言葉ですべてが曖昧にされてきた気がします。

上手に描けないのは「センス」がないから。

あの子は「センス」があるから絵がうまい。

「センス」が何かもよく分からず、うまく描けない私はどんどん美術に苦手意識を持つようになりました。

時間をかけたからといってよくなるわけでもなく、先生の「センス」が評価基準になる曖昧な世界。

でも、これって本当に「センス」の問題なのでしょうか。

画材の使い方を知らないのだから、自分の中にあるセンスを生かせるわけもない。

センスを生かして表現するために道具の知識と技術を習得する必要があります。

画材の使い方や表現方法を学んだ上で、頭の中の世界を表現していくというステップを踏めば苦手意識が薄らぐ人もいるのではと考えました。

子どもと一緒に新たな発見ができるよう、私の興味に子どもを巻き込む形ですが、YouTubeを一緒に見てみることにしました。

今回子どもと見たのは、プロの水彩画家さんの動画です。
家にある画材と同じものなのに、こんな素敵な絵が描けるんだ~!と感動しました。


黄緑色、黄色、ピンク、水色、と色を塗っていく過程ではどうなるのか子どもも「えー!変だよね!」と言っていましたが動画が進むにつれ次はどうなるのか真剣に見ていました。

逆光で光った髪の毛が描かれていく様子が見られたり、
光を描く 日陰の顔にはいろいろな色が必要だということなど、たくさんの学びがありました。

ティッシュで延ばしたり、指でこすったり、鉛筆で描き加えたりと、「クレヨンで描く」というのは描くだけではない。
「クレヨンで描く」は正確ににいうと、「持っている技術と想像力をフル活用して(必要ならば他の使用可能な画材も活用して)クレヨンで絵を描く」ということ。

もちろん今回の動画の表現方法も、クレヨンの表現方法の1つに過ぎず、他にも色々あります。
今後も、定期的に表現方法を一緒に動画で見て、実践する機会を作ろうと思います。

「センス」以前の技術の問題でアートに自信がない人は多いのではないでしょうか。

技を知って試して、自分の「センス」を発揮していきたいです。

※20年ほど前より、日本のクレヨンメーカーでは「はだいろ」表記を「うすだいだい」や「ペールオレンジ」に変えています。

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管理者

家電大好きなスマートマスターです。 夫は海外勤務で年に1度だけ会えます。 会社員+ワンオペ育児の毎日を家電と協力してすごしています。
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