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手に持つファン、濡らして首につけるとひんやり涼しいタオル、凍らせたペットボトル、保冷剤・・・
毎年新しい快適グッズが店頭に並んだり、自分で涼しくなる工夫をしてみたり。
涼しくなるグッズは、自分自身は涼しくなるけれど、地球の気候変動(温暖化)には全く効果がない。
付け焼刃とはまさにこのことだよなぁと保冷剤を顔に当てながら感じる。
中長期的な自分たちの状況、環境を考えたら、今、自分が涼しくなる対策では不十分。
涼しくなるグッズで自分が少し満たされたら、自分の暑さ対策が済んだら、自分以外の一番身近な人、今住んでいる街や国、その一歩先を見て地球を温めない行動ができると良いと思う。
地球温暖化が進まないといいな。と思うだけでなく、一つだけでも行動を。
悲しいかな、人間の視野は自分だけを見ているとどんどん狭くなってしまう。
視野が狭くなることは他人への不寛容、こうあるべきだという思考の硬直化、つまらない人間への第一歩。
長期的に物事が見れなくなるのが老いなのだ。
定年間近の方は逃げ切り世代だと自負しているようですが・・・誰も温暖化からは逃げ切れないよ。
逃げ切り世代なんていない。
子どもがいてもいなくても関係ない。
人間は数ある中の生物の一種に過ぎず、地球と「共存」するなんておこがましいと思う。
それでも人間の行動は変えなければいけない部分が多くあり、人間の当事者意識の有無が個人の行動を変え、環境を改善することにつながる。
人間であることの責任感を、滅びないための行動を心がけていきたい。