南海トラフ臨時情報の影響で、一部のスーパーからお米がなくなりました。
傾向を知るために数か所スーパーを回りましたが、お米の店が空っぽでも、パン、お餅、オートミール、もち米、玄米、黒米、赤米、コーンフレーク、玄米フレーク、スパゲッティ、うどんそばなどの乾麺、強力粉、薄力粉はまだありました。
2020年の4月7日、日本政府から新型コロナウィルスの緊急事態宣言が発出された際には一瞬であらゆる穀物、炭水化物がスーパーから消えましたので、その時よりは落ち着いています。
日本人のお米の消費量が減っているそうですが、インバウンドの影響でお米の価格が上がったり、南海トラフ臨時情報で人々の不安が増すと、お米の買い増し、買い占めが起こったり、やはり有事の際には日本人はまだお米(白米)を頼りにしています。
お米の良さは何でしょうか?
保存性の良さ?
温かいごはんはいざというときにはパンよりも食べていてホッとできるから?
家族の体調に合わせて、おかゆ、重湯も作ることができるから?
日常生活のパン食が飛躍的に進んでも、防災食としてのパンは缶に入っていたり、ごはんように水分量が多くないのと、今の大人は昔の食習慣から白米を食べ慣れているので、今のところはごはんに軍配が上がっているのかなと思いました。
日本人にとって、有事のコメはお守りみたいな意味もあるでしょう。
ちなみに、我が家の子どもたちはごはんよりもパンやコーンフレークの方が好きなので、炊き立てのあたたかいごはんに執着はありません。
夜でもコーンフレークOK、三食パンでもオートミールでも大丈夫と言っていました。
ごはんを炊いておいても、気分じゃないといって、ごはん以外の炭水化物で済ませることもしばしばです。
有事の際に白米が店頭から消えるという現象は今の大人の価値観、消費行動によるものなので今後は徐々に変わっていく可能性があります。
私は白米大好きですが、白米じゃなくても大丈夫!な子どもたちは今後温暖化でどの穀物が不作に見舞われるか分からない時代を生きるのに、適応できるかもしれません。
戦後洋食化が進んだように、時代とともに食べるものは変化しています。
食べるものも環境も、当たり前は当たり前じゃないということを胸に刻みたいと思います。