梅雨も間近、夏に向かって気温も上がってきています。
気温が上がってくると毎年ニュースになり、心を痛めるのが子どもの車内置き去りによる死亡事故です。
数日前も子どもを送る父親が保育園に子どもを送り忘れて出勤、3時間社内に放置された子どもが亡くなる事故が起こりました。
「保育園に預けるのを忘れて仕事に行ってしまった」とのことです。
「子どもを送り忘れて仕事に行くってありえる!?」「信じられない」・・・悲しみ、怒り、呆れ様々な感情はありますが、ママ友間ではその事件の話題で持ち切りでした。
しかし、過去にも同じ内容の事故が発生した記憶がありますので、「ありえない!」「信じられない」と非難するだけでなく、仕組みで置き去りを防ぐ必要があります。
我が家では私が毎日保育園の送迎をしていますが、必ずしていることが2つあります。
1.送迎が終わったら車の中を必ず点検する。
2.明日は何時に保育園に来ますと担任の先生方に伝える。
1.2に加え、自分以外の人間(我が家の場合には一時帰国中の夫)が送迎を担当するときには、慣れてない人間が担当するのだと認識し、送迎が終わった頃に連絡して、子どもの様子や園での様子を確認しています。
また保育園のシステムで何時に登園したか分かるようになっているので、打刻されていない場合にも送迎者に確認します。
人はミスをします。
子どもを見守る目が不足すると事故も起きやすくなります。
できるだけ見守る目を増やすように、ワンオペの送迎者は仕事場に着く時間に子どもの送迎はできたかというリマインダーを使うなり、配偶者との情報共有も兼ねて送迎が終わったと連絡するなど仕組み作りをすることが有効です。
見守る目というのは人間だけでなくてもよく、簡単なITでも十分トリガーになります。
なぜ私が送り「ごとき」に対策しているかというと、「つい」「うっかり」送迎者が子どもを置き去りにしてしまった時のリスクがあまりに大きすぎると感じているからです。
今回の事故も「わざとじゃないんだから」「お父さん、仕事も育児も頑張ってたんだし」と擁護する意見もあるかもしれませんが、どんなに周りが擁護したところで子どもはもう戻ってきません。
まさに取り返しのつかないことなのです。
誰より一番悲しんでいるのは加害者となってしまったお父さん本人、そして子どもを託したお母さんでしょう。
今回の事件は育児に参加している父親によって引き起こされました。
子どもの命を守るのはもちろん、子育て分担に積極的な人が悲しい思いをしないために、行動、チェックするの機能を分散させることは重要です。
こういう事故のニュースで父親というものは仕事一筋が良い(子育てに向いていない)というイメージ、だから母親がやらないとダメなのだという社会の空気が醸成されないよう、仕組みづくりで、子どもの環境を安全にしていきたいです。
1. 送迎が終わったら車の中を必ず点検する。(時間がなくても必ずする)
2. 明日は何時に保育園に来ますと担任に伝えておく。(見守る人間の数を増やす)
3.(自分以外が送迎するときには)送迎が終わった頃に連絡して、子どもの様子や園での様子を確認
4.(自分以外が送迎するときには)システムで打刻履歴を確認
5. スマホで平日の送り完了時間を目安にリマインダーをかける(スマートウォッチで連動するとリマインダーに気づかないリスクを減らすことができる)
亡くなった一歳半のお子さんの冥福を心からお祈りします。
誰にとっても他人事じゃない。
自分は大丈夫と思わないで。
悲しすぎる事故、防げた事故を0にしたいです。