家庭科というとどのようなイメージがありますか?
エプロンを作る、調理実習がある・・・。
私にとって、家庭科の授業は、日常生活で知っていることを実践する場、生活知識を再確認する場でした。
また、数学、化学のように理解しようと集中して頑張らなくていいような息抜き科目、調理実習だと2コマ連続になるちょっとしたイベントだと認識していました。
私が高校生だったのは20年以上も前なので、この認識はかなり古い価値観ですが、もし家庭科のイメージが私と似ている方は、NHKの高校講座、家庭科総合のご視聴をおススメします。
NHK高校講座は教科書を手に入れて読むよりも、内容を手軽に知ることができますのでちょっと知りたい人にも最適です。
家庭総合でどのようなことを学べるのか?
年間放送計画表はこちらです。

年間放送計画表を見ると、実生活に関連深いキーワード、例えばワークライフバランス、児童虐待、LGBTQ、認知症、年金、働く意義、貯蓄と保険などが並んでいます。
解決すべき課題を幅広く扱っていて、実生活と密着している科目だと分かります。
受験には関係ないため軽視されがち、メイン科目ではありませんが、家庭科は実生活や身近な問題を知る、考える、最強の科目です。
昨日(2022/5/13)は「男は仕事、女は家事・育児」という考え方を取り上げ、ワークライフバランスにも触れた回でした。
ワンオペ育児、アンペイドワークというワードも出てきて時代に沿った内容になっていると感じました。
ウェブから番組視聴できますので、興味がある方は是非ご覧ください。
学習メモや理解度チェックも充実しています。
NHK高校講座 | 家庭総合
私は家事育児、仕事の両立に悩むことが多いのですが、今の高校生がワークライフバランスについて学び、家事育児への積極的なかかわりを考える人が増えていることを頼もしく思っています。
私が高校生の時にはワークライフバランスという言葉もなかったですし、一人で家事育児することが大変という認識もありませんでした。塾などで忙しかったこともあり、近所の小さな子どもと接する機会ほぼありませんでした。
問題は知らないと解決することができないので現在の生活課題を知ることは解決に進むための初めの一歩になります。
高校で家庭科を学んで大学進学、社会に出るまでの期間は4-6年程度でしょうか。
今の高校生が社会人になった時にはまた新たな問題が発生し、家庭科の内容もアップデートされていくと思いますが、いずれにせよ家庭科の重要性は増す一方だと感じました。
今の高校生は数年後の社会人なので、彼らの価値観を形成する一つの材料を覗けると思い今後も高校講座を視聴していきます。
家庭科、アツい。大人も学ぼう。