【読んだ本の記録】SDGsで見る現代の戦争-知って 調べて 考える

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ロシアのウクライナ侵攻が始まって1カ月経ちました。

解決の糸口も着地点も見えず、2020年代に隣国が戦争をしているという非常事態に、ただ時間だけが過ぎるもどかしい日々が続いています。

今回は、「SDGsで見る現代の戦争-知って 調べて 考える」という本を読みました。
ハードカバーで160ページ以上あり、大人が持ってもずっしりとした重さです。

SDGsは「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」という英語の略です。「このままでは地球を次世代に受け継ぐことはできない」という危機感のもとに、2015年9月に国連で採択された、2030年までにより良い未来をつくるために決まった17個の目標です。

SDGsと戦争はどのような関係があるのでしょうか。
その問いに答えてくれるのが1章です。

1章 わたしたちと戦争
戦争って、なぜ起きるの?
最近よく聞く、SDGSってなに?
SDGSが目指す世界とは?
戦争と、SDGSの関係は?
戦争が残す問題とSDGS 1
戦争が残す問題とSDGS 2
SDGSで戦争を考えよう!
SDGsの観点から湾岸戦争、コンゴ内戦、ナイルの水紛争、シリア内戦、アフガニスタン紛争の解説、分析したページが続きます。


日々の中でウクライナ侵攻の映像を目にすると、SDGsとはなんと無力で綺麗事にすぎないのだろう・・・と正直私は感じてしまいます。

1章を読んで、今ある戦争、起こってしまっている戦争を終結するのにSDGsを役立てるというよりは、
SDGsを進めることで未来の戦争を起こしにくくする、戦争を起こす原因、要因を減らすことができるということにSDGsに取り組む意味を見出しました。

これ以上戦争、紛争、内乱を発生させないようSDGsの目標達成を諦めてはいけないですが、戦争が起こるとその渦中にいる人々は、自分の命、生活を守ることが第一となり、SDGsを守ろうなどといっていられない状況になります。

戦争を起こさないための努力としてSDGsは有効だと思うので、SDGsを本当に達成しようと思うなら、戦争の被害を受けていない国、地域が積極的に達成に向かって行動を起こしていく必要があります。

戦争のきっかけとなる問題を改善、解決して、新たな戦争を起こさないことは、新たな問題、課題を生まない=未来が明るくなるととらえることができます。


2章では第二次世界大戦後現代の戦争・紛争・内乱の解説があります。

いつ、どこで、なぜ、どう進み、どんな結果に、という、基本的な情報が分かりやすく解説されていますが、その数30以上。

こんなにたくさんあるんだ・・・という驚きと共に、それぞれの戦争・紛争・内乱の被害の深刻さに読んでいて胸が痛みます。

ここで紹介された戦争・紛争・内乱は、まだ決着がついていないものもありますし、決着がついてもすぐにわだかまりが消えるということではないですし、現在も様々な問題が残っています。

これだけ戦争・紛争・内乱が多いと、数回本を通読しただけでは、全ての紛争、背景を完璧に理解するのは私には難しかったです。

歴史や社会情勢の専門家でなくても、繰り返し読んで理解を深めるべし。

定期的に読み直し、少しずつ理解を深めていくことが理解を深める唯一の方法かと思いました。

年を重ねるごとに視野が狭くなりがちな大人にこそオススメです。(もちろん私も)

私たちは〇〇紛争募金や〇〇難民募金が終わるとその出来事自体から問題意識が薄れますが、問題が解決するには長い時間がかかるということを意識に持っておく必要があります。

この本の中にはコラムが9個あり、コラム07 戦争にもルールがある、の内容が興味深かったです。

戦争のルールとして、下記5ルールが挙げられていました。

基本的に、戦争はみとめられない
捕虜や難民は人道的に保護する
化学兵器(有毒物質、細菌、ウィルス)・対人地雷などは使わない(批准してない国あり)
攻撃目標は、兵士や軍関連施設のみ
信用させて裏切る行為は禁止

国と国の間の戦争では、国際法を破ると世界各国から制裁を受けるため、国際法は守られることが多いと書いてあったのですが、国連の安保理の常任理事国で核兵器大国であるロシアが、国連憲章を無視して、ルールも全然守ってない・・・と驚きました。

国連憲章で戦争で他国の領地を奪うことは禁止されていますが、まさか〇〇するはずない。(従来の)国際政治のルールでは〇〇のはずだ。人道的に〇〇するべきだ。という常識がどんどん覆されているのが現状です。
ルールを破ってでも、他国からの信頼を失墜させても得ようとしているものは何なのか、戦争が終結したときにロシアやウクライナ、国際社会はどうなるのかとても不安です。


この本の終盤、158ページからの、世界の戦争をなくすには?の解決方法の1つとして、政治の権力の偏りをなくすということが挙げられています。

今回のロシアによるウクライナ侵攻はまさに政治権力の偏り、暴走が起因だと私は考えています。

大多数が平和を望んでも一人に権力が集中し、誰にも止められない。
権力集中の怖さを感じる今回の戦争勃発でした。

今回のウクライナ侵攻で2030年までによりよい未来を目指すというSDGsの達成がさらに難しいものとなりましたが、投げ出さずに知識を深めていこうと思います。

一人一人が戦争について理解を深めることで少しだけ世界が良くなると良いなと思っています。
戦争の未然阻止のきっかけとしてSDGsを大いに活用していきたいです。

SDGsで見る現代の戦争-知って 調べて 考える
監修:伊勢﨑賢治さん、 関正雄さん
出版社 ‏ : ‎ 学研プラス
発売日 ‏ : ‎ 2021/8/26

2021年9月に発刊された本ですが、ウクライナに関する情報は2ページほどです。

最近よく聞く「SDGs」と「戦争」との関係は? より良い未来を達成し、次代に平和を受けつぐために考えるための本。 | 学研プラス公式ブログ (gakken.jp)

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家電大好きなスマートマスターです。 夫は海外勤務で年に1度だけ会えます。 会社員+ワンオペ育児の毎日を家電と協力してすごしています。
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