仕事図鑑の本は数多く出版されていますが、今ない仕事図鑑=将来発生するだろう仕事が載っている本です。
大人は知らないと書かれていて、大人も興味をそそられます。
イントロダクション
大丈夫!?ぼくらの未来P6
変わっていく社会から「今ない仕事を考えよう」
第1章 AIで未来はどう変わる?P14-P21
AIに負けない「未来発想」に切り替えて「今ない仕事」を考えよう
第2章 どうなるの!?未来の仕事P22-P131
これから地球や社会に起きることを知って「今ない仕事」を見てみよう
現状の説明:環境汚染、人口爆発、少子高齢化などをマンガで紹介しています。
今活躍している大人がどのように職業を選んだか、どんな道を進んできたか。未来に対する考え方などが描かれています。
第3章 未来に向かって今できることは?P133-P167
自分の将来を「見える」化。具体的な目標を書いてみよう
(自分発見9マスシート)
終わりに~未来の世界を担うきみたちへP168-169
心に残った文
本当に考えなくてはいけないのは、「未来はどうなるか」という問題ではなく「未来をどうしたいのか」という問題であるべき。
【感想】
こんな仕事あったらいいな。自分もこんな仕事できたら面白そう。という職業がいくつもありました。
こんな仕事本当にある?というものもありましたが、それは私の現状認識というバイアスがあるので、未来にはこのんな仕事があるのかもしれないと読み進めました。
超高齢出産ケア助産師、スペースデブリ掃除屋などは職業として近く出てきそうです。
環境の変化、技術の発達と共に仕事の種類は増えていくと思います。
この本は子供向けなのですが、この本を読んで、大人の私は、未来の世界を担うのは子どもたちだけでいいのか?と感じました。
もちろん子どもたちの世代が中心となって未来を創っていくと思いますが、今の大人も参加している未来を作りたいです。(今の大人は、老害にならないよう、価値観や知識を常にアップデートする努力が大切)
SDGSの17番目、パートナーシップで目標を達成しようとあるように、皆が参加しないと解決できないような問題がたくさんあります。(例えば、温暖化対策は、国任せ、企業任せでは目標達成できないです)
この本を子どもに読んでもらって、未来を子どもたち任せにして、自分たちはその恩恵を与るだけというのは、日本のような長寿社会では高齢者数があまりに多すぎるし、おんぶにだっこの人口が多すぎて、社会の負担となってしまいます。
子どもに未来を託すだけでなく、今の大人こそが未来に発生する職業について想像することが大切だと感じました。
また、なぜ将来その仕事が発生してしまうのか、その状況を改善すること、負担を軽減させることを今から、自分たちの世代からできないか。
今の子どもたちが大人になって活躍する20年後の未来をより良くしていくヒントがこの本にはあります。
そうすることで、今の子どもたちだけではなく、今既に成人している人、まだ生まれていない人にもより良い未来をもたらすことができるのではないでしょうか。
出版社 : 講談社
発売日 : 2020/8/11
単行本(ソフトカバー) : 176ページ
ISBN-10 : 4065189721
ISBN-13 : 978-4065189726
寸法 : 15 x 1.4 x 21 cm
大人は知らない 今ない仕事図鑑100 | 上村 彰子, 「今ない仕事」取材班, 澤井 智毅, ボビコ |本 | 通販 | Amazon
今ない仕事図鑑100 – SDGs時代に子どもと未来を考える!|講談社 (kodansha.co.jp)