タイトル:どんぐりころころ大図鑑
PHP研究所
第1版第1刷発行:2012/11/1
監修:星野義延さん
写真:飯村茂樹さん
文:岡崎務さん
ページ数:68ページ
1章 どんぐりってなに?
2章 日本のどんぐり いろいろ
3章 どんぐりとともに生きる生き物たち
一冊丸々どんぐりの本です。
見ているだけでも楽しく、手持ちのどんぐりと見比べたくなる本です。
子どもと一緒に読みましたが、子どもが寝た後に一人でもう一度読みました。
大人でも楽しめる内容です。
ページをめくると、「はじめに」のページでどんぐりはかせになる方法を教えてくれるので、わくわくします。
1章はどんぐり全体の知識から。
殻を取り除いた写真、皮を取り除いた写真、断面写真など、普段どんぐりが落ちている状態ではあまり見られない写真も載っています。
どんぐりの木からどんぐりが落ちていく写真もあり肉眼では見られない一瞬がとらえられています。
2章は原寸大のどんぐりが20種類載っています。
便利な検索表があり、手持ちのどんぐりが何なのか、特徴をたどっていくと何のどんぐりか分かります。
子どもとどんぐりを見ながら特徴で判断していくと、クイズみたいで面白いです。
その他この本を読んで得た知識と一言感想
自家受粉を防ぐため、雄花が咲き終わるころに雌花が咲くどんぐりがある(戦略的!)
毎年どんぐりが秋にできるのではなく、受粉から17-18か月くらいかかるどんぐりもある。(知らなかった!)
どんぐりには豊作の年と不作の年があり、不作の年はクマが人里に出てきやすい。(なるほどー)
ネズミやりすが取り出し忘れたどんぐりが発芽するが、ネズミやリスは記憶力はかなり良い。(意外!)
この本を読んでから再度公園でどんぐり探しをしました。知識をつけて実践に臨むと見える風景がちがうのか、子どもも先週のどんぐり拾いより楽しんでいました。
生活の中で子どもと学ぶのは最高に楽しいです。